インフォラータこうべ2026

インフォラータこうべ2026

開催概要

日時
2026年5月3日(日)~5月5日(火・祝)
テーマ
神戸の姉妹都市の民族衣装
会場
北野坂(神戸市中央区山本通)
主催
インフィオラータこうべ北野坂実行委員会

はじめに

神戸の春を飾る風物詩「インフィオラータこうべ」が、ゴールデンウィーク期間に北野坂で開催されました。1997年に阪神・淡路大震災からの復興を願って始まったこのイベントは、チューリップ栽培で摘み取られる花びらを再利用して道路に大きな花絵を描き、街を訪れる人々に元気を届けるものです。28回目となる2026年のテーマは神戸の姉妹都市の民族衣装で、シアトル、マルセイユ、リオデジャネイロ、天津、リガ、ブリスベン、バルセロナ、仁川の衣装が色鮮やかな花絵となりました。公式発表によると、今年は5月3日に約6.5万人、4日に約10.5万人、5日に約11万人が北野坂会場を訪れ、3日間の合計は約28万人にのぼりました。

花絵づくり

イベント初日の朝、北野坂には芝生が敷かれ、多くのボランティアや市民が集まって下絵に沿ってチューリップの花びらを並べていきます。親子や友人同士など幅広い年代の参加者が、色ごとに分けられた花びらを一枚一枚丁寧に置いていく様子は、まさに「みんなで作るアート」です。使用する花びらは30万輪以上。風で飛ばないよう水で湿らせながら、作業はお昼頃まで続きました。会場の芝生はイベント終了後、地域の学校のグラウンドに再利用されるなど、環境への配慮も大切にされています。

花絵づくり

花絵づくりの様子

花絵づくり

完成へ向けて、丁寧に花絵をつくり上げる制作風景

完成した花絵

午後には色鮮やかな花絵が完成し、北野坂の傾斜に沿って作品が並びました。各作品には神戸の姉妹都市の民族衣装やシンボルが描かれており、バルセロナのカタルーニャ伝統衣装やブリスベンのアボリジナル柄など、多文化の魅力が詰まっています。見物客からは「準備の苦労が伝わり、完成後の美しさに感動した」との声が聞かれました。

花絵

色鮮やかなチューリップの花びらで描かれた花絵

花絵

北野坂を彩る、インフィオラータならではの春の風景

子どもたちのパフォーマンス

会場では、子どもたちによるダンスやバレエのパフォーマンスが行われました。色鮮やかな花絵を背景に、それぞれの演目が披露され、多くの来場者がステージに見入っていました。

パフォーマンス

元気いっぱいのダンスで会場を盛り上げました

パフォーマンス

花絵を背景に、笑顔あふれるステージを披露

シャボン玉ショー

シャボン玉アーティストの松原俊之さんによるシャボン玉ショーが行われました。大小さまざまなシャボン玉が空高く舞い上がり、観客の歓声とともに風に揺れていく様子は幻想的。前列の観客が傘をさすほどの迫力で、子どもたちが目を輝かせながらシャボン玉を追いかけていました。ステージと花絵が一体となった光景は、インフィオラータならではの魅力です。

シャボン玉ショー

子どもたちにも大人気のシャボン玉パフォーマンス

シャボン玉ショー

花絵の上を舞うシャボン玉が会場を幻想的に彩ります

絵本朗読とバレエ

バイリンガル絵本『グレーヌのとびら』の朗読とバレエを組み合わせたステージが行われました。ウクライナ出身のバレリーナが優雅に舞う中で、物語の世界が日本語と英語で語られ、子どもたちは真剣な表情で聴き入っていました。会場には絵本の展示やワークショップブースもあり、花絵と舞台芸術が融合した温かな空間が広がっていました。

絵本朗読 バレエ

絵本の世界を朗読とバレエで表現

絵本朗読 バレエ

子どもから大人まで楽しめる心温まるステージ

音楽と歌のステージ

インフィオラータこうべでは、花絵の彩りに加えて音楽や歌のライブステージも魅力の一つです。期間中は神戸出身のシンガーソングライターやエレクトロポップアーティスト、宝塚出身の歌手など、多彩なアーティストがステージに登場し、オリジナル曲や親しみやすいメロディーを披露しました。芝生に座って音楽に耳を傾けたり、手拍子を送ったりと、観客の楽しみ方はさまざま。夕暮れ時に響く歌声やバンドの演奏が、花絵の美しさを一層引き立てていました。

風さやか

風さやかさんによる華やかなステージパフォーマンス

風さやか

花絵を背景に歌声を披露する風さやかさん

観客の様子と会場の雰囲気

北野坂の約150メートルの区間に芝生が敷かれ、花絵やステージの周りにはたくさんの人々が集まりました。親子連れや友人同士、観光客が花びらの絨毯の上をゆっくりと歩きながら写真を撮り合い、子どもたちはシャボン玉やステージに夢中。3日間で約28万人が訪れた今年のインフィオラータは、大きな事故もなく無事に終了し、地元の人々と観光客が一緒になって楽しむ春のイベントとして定着していることを改めて感じさせました。

観客の様子

会場には多くの人が訪れ、にぎわいを見せました

観客の様子

北野坂を彩る花絵に見入る来場者の姿

さいごに

インフィオラータこうべ2026では、姉妹都市をテーマにした花絵や多彩なステージイベント、地域の人々の協力による花絵づくりなど、神戸の魅力がたっぷりと詰まった3日間となりました。花びらで描かれるアートや音楽、シャボン玉、朗読とバレエなどのステージが織りなす光景は、訪れた人々の心に残るものだったでしょう。来年もまた北野坂で、色とりどりの花びらと笑顔に出会えることを楽しみにしています。

花絵

多くの人でにぎわったインフィオラータこうべ2026北野坂会場

観客の様子

花と笑顔に包まれた3日間となりました